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旧函館区公会堂&旧函館支庁舎[函館]


(前回の)「茶房菊泉」を出て200mほど移動すると、元町公園と洋館が現れます。
この建物が、函館観光特集ならばたいてい目にする、「旧函館区公会堂」です。

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明治時代に建設されたコロニアルスタイルの洋館で、国の重要文化財にも指定されている歴史的建造物です。

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ブルー×イエローのハイカラな色遣いがとても華美で、異国情緒を醸し出してますね~。
ただ、石造じゃなく木造なので、やや重厚感では劣りますw

外壁は、北海道ではお馴染みの下見板張り。北海道開拓時代、アメリカ人によって広められた様式なんだそうです。

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2Fには大きなバルコニーがあり(北海道でこのようなバルコニー付の洋館は珍しいらしい)、そこから函館湾が一望でき、すばらしい眺望だそう。
内部の見学は有料なので、上りませんでしたが(^_^;)

旧函館区公会堂【HP
北海道函館市元町11-13
TEL. 0138-22-1001
開館
【4月~10月】9:00~19:00
【11月~3月】9:00~17:00 ※不定休

つづいて、元町公園内をちょっと下ると、こちらにも立派な洋館が。。。
こちらは「旧北海道庁函館支庁舎」。
現在は、1Fが観光案内所、2Fが写真歴史館になってます。

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正面ファサードの4本の長い柱&ペディメント(破風)が印象的♪
ちょっとホワイトハウスのそれを彷彿とさせなくもなくはないですね(笑)

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↑ホワイトハウスのペディメントw

写真歴史館は有料なので入りませんでしたが、1Fにも歴代のカメラが数多く展示されていて、それだけでも見応えがありましたよ(^^

函館市写真歴史館【HP
北海道函館市元町12-18(元町公園内)
TEL. 0138-27-3333
開館
【4月~10月】9:00~19:00
【11月~3月】9:00~17:00 ※無休

茶房菊泉[函館]

(前回の)「日和茶房」がまだ営業していなかったので、再び坂を上がり、ちょうど八幡坂と元町公園の中間あたりにある、古民家を使った甘味処「茶房菊泉」へ。

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古民家は大正時代に建てられたもので、元町エリアらしくない和建築ですねw
内部は(首都圏などに多い)古民家をリノベしておしゃれにしたカフェというよりは、古民家をそのまま使っているかんじのお店です。

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とはいえ、囲炉裏があったり、高台から見える海の景色がきれい、など魅力もいっぱい♪

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で、(甘味処ではありますが)遅め&軽めのランチをいただきました。
私が注文したのは、くじら汁とおにぎりのセット。

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くじら汁とは、"塩クジラ"と山菜や野菜で作る汁物で、道南地方では正月の定番料理として定着しているんだそう。

こちらのくじら汁は塩味ベースのあっさり味。
くじらを食べるのはすごい久しぶり(小学生以来?)なのですが、野菜も味がよく染みてて、美味しかったです。(くじらはひと切れだけでしたけどねw)
けっこうおススメです(^^

茶房菊泉【HP
北海道函館市元町14-5
TEL. 0138-22-0306
営業 10:00~17:00
定休 木曜 ※祝日の場合は営業

日和茶房(プレイリー・ハウス)[函館]

(前回のハリストス正教会から)元町公園方面に歩き、有名な八幡坂をちょっと下り、さらに元町公園方向に進み、日和坂の小路を入ったところにある「日和茶房」へ~。

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この建物は、近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子で、北海道を拠点に活躍した田上義也氏が設計した旧佐田邸で、ライトが生みだしたプレイリー・スタイルにちなみ『函館プレイリー・ハウス』とも呼ばれています。

登録有形文化財にも指定されている、この名建築で、北海道でも名高いケーキの銘店「ペシェ・ミニョン」が運営しているのが「日和茶房」になります。
しかーし、

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ガーーン、マジですかorz

今年の営業は6月から、とのこと。
仕方ないので、建物の外観だけ見学します。

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水平と垂直線を強調した外観や幾何学模様の窓など、“ライト”モチーフが随所に観られますね。

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ああ、庭側のファサードや、建物内部も見たかったなぁ。。。

いつかリベンジしたいところです。いや、近々疑似リベンジを企んでるんですけどね。詳細はいずれ、のちほど(^^

日和茶房【HP
北海道函館市元町32-10
営業 10:00~17:00
休業 水曜 冬期休業

元町の教会群[函館]

北海道旅行に行ってきたので、しばらく北海道編をお送りします(^^
まずは函館に上陸しました。

函館の元町は、教会や各国の旧領事館など歴史的建造物が多く残るエリア。
函館山ロープウェイの駐車場に車を駐め、このエリアを巡ってみます♪

まずやってきたのは、聖ヨハネ教会。

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とにかく目立つ、独特な外観が特徴的です。
屋根を支える柱部分にも十字架が見えますねw
建築デザインに十字架を仕込むのは、教会建築ではよくあるパターンです。

と、ここで勘のよい人なら気付くことでしょう。一応私も気付きました(^^
そう、この建物、真上から見たら十字(クロス)になってます。

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↑実際には観れない(函館山頂からなら観えるのかな?)ので、文明の利器(Google Earth)を使ってみました。
便利な世の中になりましたねぇw

こうなるとインテリアの方も凝ってるだろう、と期待が増しますが、残念ながら中の見学はできませんでした。

函館聖ヨハネ教会【HP
北海道函館市元町3-23

つづいて、はす向かいの「カトリック元町教会」と、お隣りの「函館ハリストス正教会」へ。

↓こちらは、カトリック元町教会です。

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江戸時代のキリシタン禁教からキリスト教宣教再開の象徴として、横浜と長崎に建立するカトリック教会と並び、国内では最も古い歴史を持つそうです。
大聖堂内の祭壇は、日本で唯一ローマ法王から贈られたものだそう。

↓一方、こちらは函館ハリストス正教会。

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ロシア系正教の教会で、大小6個の鐘を鳴らす“ガンガン寺”として市民に親しまれています。

どちらも六角尖塔(鐘楼)と聖堂を構え、パッと見、似たような雰囲気ですよね。
しかし、デザイン様式的には、カトリック元町教会は"尖頭アーチ"を使ったゴシック様式、ハリストス正教会は"アーチ"を中心とし、ロシア建築の影響も受けたロシア風ビザンチン様式です。

石造建築の歴史において、(建物の)開口部上部や天井は、石自重を逃がすためアーチ形(とアーチを360度回転させたドーム形)をベースにしてましたが、時代とともに高さを求めるようになり、アーチを尖らせた"尖頭アーチ"を使ったゴシック様式があらわれました。

なので(2つを見比べた時に)ゴシック様式である元町教会の方が、縦長でスマートな印象ですね(^^

カトリック元町教会【HP
北海道函館市元町15-30

函館ハリストス正教会【HP
北海道函館市元町3-13

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。

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