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大湯沼川天然足湯[登別]

北海道を代表する温泉地のひとつ、登別温泉。
その中に、全国的にも珍しい「天然足湯」があるということで、ちょっと寄ってみることに。

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↑こんな光景

(前回の)「石彩の教会」から車を45分ほど走らせます。
高速道路なら、登別東I.C.で降りて10分ほどで到着♪

で途中、やたらと「鬼」像が多い。これ、登別温泉の湯の守り神である“湯鬼神さま”だそうです。
近年、鬼で町おこしを図ってるとかw

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そうそう、登別といえば「地獄谷」も有名ですよね。しっかりこちらも見学しときます(^^

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登別温泉の源泉となる爆裂火口跡で、湯煙がもうもうと吹き上がるのを見ることができます。
周辺は遊歩道が整備されており、散策することもできます。
今回はあまり時間がなかったので、サッと見学しただけで、天然川の足湯を目指しましょう。

やってきたのは、温泉街の外れ。遊歩道の入口から山の中へ入ってゆきます。

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川に沿って遊歩道を進んでゆくと、

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5分ほどで足湯場に到着。

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やや濁った、ただの川に見えますが、足を入れるとたしかにお湯です(´∀`)

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湯の温度はぬる~いんですけどねw

なぜ川が温かいのかというと、「大湯沼」の沼底から湧き出る温泉の湯がこの大湯沼川へと流れ出てきているからだとか。

自然の中の川遊びのようで足湯、というなかなか面白い体験でおススメです♪
(歩くなら、大湯沼→足湯というルートもあるのかな?)

登別温泉【HP
北海道登別市登別温泉町
TEL:0143-84-3311(観光協会)

石彩の教会[苫小牧]

北海道旅行6日目。。。
千歳から30分ほど車を走らせて、ホテル「ニドム」の敷地内にあるチャペル「石彩の教会」へ~。

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場所は、道央自動車道・苫小牧東I.C.の近くにあります。ホテル本館近くの駐車場に車を駐めると、教会もすぐそばです。

以前はホテル内のチャペル建築にはあまり興味がなかったのですが、軽井沢の“石の教会”が予想以上によかったので、こちらも名前が似てるしw、有名建築家(伊丹潤)の設計だし、見学に行ってみることにしたんです(^^

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白樺などの緑に囲まれた美しい教会で、石組みの壁がそれに映えますね~♪
ただ、石造×木造、礼拝堂の屋根の形、ペディメント(妻側屋根下)の窓などが(前日観た)札幌の聖ミカエル教会にちょっと似てるなぁ、と思ったり(^_^.)

廻りをウロウロしてたら、ホテルスタッフの方に声を掛けられ、中も観せてもらえました。

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石積みの壁に、丸太剥き出しの小屋組みの天井が印象的ですね~。

ちなみに。。。
トマムにある、安藤忠雄設計の"水の教会"にも行きたかったのですが、まだ冬季クローズ期間だったので orz

ニドム 石彩の教会【HP
北海道苫小牧市字植苗430
TEL:0144-55-7777

モエレ沼公園[札幌]

「聖ミカエル教会」から車で30分ほど移動し、やってきたのは札幌郊外にある「モエレ沼公園」。

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こちらは、有名な彫刻家イサム・ノグチ氏が基本設計を手掛けた都市公園です。
イサム・ノグチといえば、ガラストップのコーヒーテーブルが有名ですよね(^^

この公園は、半円状のモエレ沼の内側を中心とした広大な敷地に、“公園全体がひとつの彫刻作品”というコンセプトを具現化しています。

第一駐車場(無料)に車を駐めて、モエレ沼に近づくと右手にガラスのピラミッド、左手にモエレ山が現れます。

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まずは、"ガラスのピラミッド"へ~。

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ここには、管理事務所にアトリウム(休憩所)、イサム・ノグチギャラリー、ミュージアムショップなどが入っていて、公園の中心施設でシンボルとなっています。
屋上は展望スペースに。


↑屋上からの眺め。クリックで拡大

ミュージアムショップでは、マスタープランを落とし込んだ"ドローイング・ポストカード"を購入。
この手の図面系のポストカードやポスターに弱いんですよね(^^

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つづいて、"海の噴水"&"モエレビーチ"へ。

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(4月の訪問だったので)公園名物の噴水はまだ運転開始していませんでした。
ビーチは尚更ですね(><)

つぎに、石段とゆるい斜面で構成された"プレイマウンテン"を横目に"モエレ山"を目指します。

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あれ、そういえば石段面を見忘れたな!?

で、"モエレ山"。

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公園最大の造形物である人工の山です。中身は不燃ゴミと公共残土らしいw
登り口は3方向5ルートあり、高さは52mほどですが、公園や市街、遠くの山々を一望でき、すばらしい見晴らしです。

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↑山頂からの見晴らし

冬にはスキーやソリ遊びもできるんだとか。

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↑遠くには札幌ドームの姿も

ざっくりと周遊した感想はこんなかんじです。全部しっかり回ったら半日以上かかるでしょうね。
緑に囲まれ、まったりできてとてもよかったのですが、欲を言えば、訪れる季節はゴールデンウィーク以降夏前ぐらいがベストかもしれませんね(^^

モエレ沼公園【HP
北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
TEL:011-790-1231
休園日:なし(但し、各施設はそれぞれ休業日あり)

聖ミカエル教会[札幌]

北海道旅行5日目。。。

まずは札幌郊外の「聖ミカエル教会」へ~。
すすきの近くのホテルから車を15分ほど走らせて到着♪

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普通の住宅街の中にある教会なのですが、じつは近代建築の巨匠アントニン・レーモンド氏の設計による礼拝堂です。
レーモンド作の教会と言えば、軽井沢の「聖パウロ教会」が有名ですよね。

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木造&レンガ造のハイブリッド構造(笑)、二段階に折り曲げられた屋根、サイドに設けられた煉瓦の三角壁(バットレス)と、積雪への考慮とデザイン性が両立されています(^^
和紙貼りのステンドガラスもユニークですが、ちょっとカルト臭が出てしまってるかもw

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内部は、丸太の梁による力強い小屋組をそのまま露出させていて見応えがありますが、寒冷地としては寒さがきつそうな造りだな、と思いました。
案の定。。。

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教会建築における光の採り方は(光と影の)演出要素が強く、設計者の腕の見せ所です。
こちらの教会も例にもれず、サイドの壁は一見窓なしに見えますが、じつは間接採光の窓が隠れています。
そこを覗いてみると、窓前に後付けのヒーターが取り付けられていました。
きっと寒くてしょうがないのでしょうが、見た目は台無し(><)
(まだ隠れてるだけマシと思うべきか。。。)

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有名建築家による建物、観てる分には美しいが実際は住みづらい、使いづらい、というのはよくある話ですが、なかなか難しいですよね。。。

札幌聖ミカエル教会【HP
札幌市東区北19条東3丁目4-5
TEL:011-721-2446

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Profile

市朗。横浜在住。
建築学科卒。30代。木フェチ。
F.L.ライトやハンスJ・ウェグナーが好き。

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